研究分担者 |
ダン ファス サイモンフレーザー大学, システム科学センター, 客員研究員
ジアウェイ ハン サイモンフレーザー大学, システム科学センター, 助教授
ポール マクフェトリッジ サイモンフレーザー大学, システム科学センター, 助手
ニック セルコン サイモンフレーザー大学, システム科学センター, 教授
竹内 章 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (00117152)
大槻 説乎 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (70037745)
丁 文烈 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (50253563)
乃万 司 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (60228351)
中村 順一 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (30164304)
吉田 郷子 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (90240910)
吉田 將 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (80039065)
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研究概要 |
研究の目的は,九州工大(KIT)で従来から進めてきた知性と感性を持つエージェントの構築に,サイモンフレーザー大(SFU)で考案,開発した知的システムを融合させ,両者における学術研究の発展と国際協力関係を促進しようとするものである.具体的には,以下に示す心理モデル,言語理解と生成,データベース,および知的CAIなどに関して取り組んだ. 1.心理モデルについては,KITの提案している8つの領域から成るモデルにSFUが種々の角度から意見を述べ,それに基づきSS10上に原型を作成した. 2.言語理解については,KIT側で単一化文法による,日本語特有の敬語処理プログラムを,またSFU側で英語特有のコーディネーション処理プログラムを開発した.また心理モデルに基づいて言語の深層構造を生成するアルゴリズムの開発にも取り組んだ.また,アニメーションを利用した言語理解の実験も行なった. 3.データベースについては,SFU側で,学習によってダイナミックに変化する大規模データの取り扱いに関し,論理型プログラミングによる演繹型データベースの改良に取り組んだ. 4.知的CAIについては,KIT側で推進しているシステムに改良を加え,音声や画像などのマルチメディアを導入するとともに,対話の意味解析部を高品質化した. 以上に関して協力関係を促進するため,平成5年10月に連絡打合せを目的として,Workshop on Integrated Systems for Natural Language ProcessingをSFUで開催し,KIT側とSFU側の間で,熱心な討論を行なった.
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