研究分担者 |
CHAVEEVAN Le カセサート大学, 農学部, 助手
GUNJANA Thee カセサート大学, 農学部, 助手
YINGUONG Pai カセサート大学, 農学部, 準教授
PILEUK Chitr カセサート大学, 農学部, 準教授
NEUGNPANICH シンチャイシ カセサート大学, 農学部, 準教授
SOMSAK Vangn カセサート大学, 農学部, 準教授
松富 直利 山口大学, 農学部, 助教授 (20035116)
丸本 卓也 山口大学, 農学部, 教授 (00035122)
足立 収生 山口大学, 農学部, 教授 (20027189)
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研究概要 |
(1)園芸植物資源の探索と利用. 1)ショウガ科植物の自生調査(1994年6月〜9月実施.Y.Paisooksantivatana,加古舜治)・西部2地区の分布種:C.roscoeana,C.parviflora,他未同定2種.東部2地区の分布種:C.alismatifolia,C.harmandiana,他未同定3種.東部はバンコクより東約250kmの地域で,バンコク以東,近年ユ-カリや果樹等の栽培開発が急速で自生地は殆ど消滅した. 2)ラン科植物の探索と利用(1994年4月〜1995年3月実施.加古舜治,N.Sinchaisri).Vanda属の日本における発育と開花の習性調査を行い高温性と中温性の系統間特性を発見し,後者の日本における利用方法を見い出した. (2)マメ科植物資源の利用(1994年11月〜12月実施.松富直利,C.Pileuk). 1)タマリンド種子.現地で入手した種子で蛋白質と多糖類の検出を行った.蛋白質は今後栄養評価を行う.多糖類は特殊な糖鎖構造をもつため,食品繊維への利用を検討している. 2)トウナオ(無塩大豆発酵食品).タイ東北部の数カ所で試料を入手し.ペプチドを抽出し,動物細胞に対する応答並びに血圧上昇関連酵素阻害ペプチドの検索を行いつつある. (3)植物性土壌有機物資源の探索(1994年11月〜12月実施.丸本卓哉,Som-sak Vangnai,C.Leuangvutivirong).8種の熱帯植物遺体の温度による分解の速度と特性を調査し,高温では炭素と窒素の無機化の促進,窒素の無機化量は植物遺体中のセルロースと高い関係があった. (4)有用微生物資源の探索と利用(1994年4月〜5月実施.足立収生,G.Tee-ragool).高温耐性酢酸発酵菌を探索する目的で,83種の菌株をタイで収集し検定した結果,40℃で発酵を行う菌株を見いだした.また酢酸の過酸化力の強い菌株が新たに発見された.
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