研究概要 |
腫瘍血管新生を標的とする制がん剤の開発を目的として、合成レチノイドによるCAM上in vivoでの腸瘍血管新生の阻害を評価した.新合成レチノイドCh55,Re80,Am580等は強い阻害作用を示した. フォルボールエステル(TPA)とテレオシジンの構造を修飾して細胞分化誘導作用を強調した新規化合物の合成と活性の評価をすすめた。 ras遺伝子産物p21に結合するグアニン誘導体として2-アミノ-6-クロル-9-ベンゾイルアニリノメチルプリンを合成した.本化合物はNIH3T3には毒性を示さぬが、Ki-rasやHa-rasを導入したNIH3T3に対しては強く増殖を阻害する.
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