研究課題/領域番号 |
05201111
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
吉岡 完治 慶應義塾大学, 産業研究所, 教授 (80051887)
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研究分担者 |
早見 均 慶應義塾大学, 産業研究所, 助手 (10218612)
古河 俊一 アジア経済研究所, 統計調査部, 部長
森 俊介 東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 助教授 (80147503)
細田 衛士 慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (80137976)
鵜野 公郎 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (20095582)
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キーワード | 環境分析用産業連関表 / ライフ・サイクル・アセスメント / 地球環境 / クリーン・ハウス・ガス / CO_2排出量 / 環境家計簿 / 省エネ住宅 / エミッション・ファクター |
研究概要 |
5年間をかけて作成してきた環境分析用産業連関表を用いて、各種のシミュレーション分析を行ってきた。消費者向け情報としては、消費活動とCO_2排出量の関係を明らかにし、「環境家計簿のCO_2排出点数表」を提示した。また、現在進行しつつある高機密省エネ住宅について、その生産過程の排出増と住む際の省エネとのバランスを比較し、「省エネ住宅の地球環境、特にCO_2問題への効果」を分析した。また、生産者向け情報としては、CO_2負荷の高いセメント生産へ、同じくCO_2負荷の高い鉄鋼生産からの副産物スラグの利用がセメント生産でのCO_2負荷をいかに下げるかをシミュレーションした。さらに、電力生産に関して、石炭火力、石油火力、LNG火力、原子力発電の各々について、プラント建設から経常運転まで全てを含めてCO_2負荷を生じているかをシミュレーションした。これは最近欧米で関心が高まりつつあるLife Cycle Assessment(L.C.A.)の具体的分析として数少ない例である。また、研究分担者においては、自動車と環境負荷の関係を明らかにするモデル開発、21世紀のエネルギー事情への展望に関する研究などが具体的成果としてできている。
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