研究課題
重点領域研究「認知・言語の成立」の総括班として以下の活動を行った。1)全体会議、総括班会議の開催。平成5年6月(学士会分館)、10月(京大会館)に全体会議と総括班会議、平成6年1月(早大国際会議場)に全体会議を開催し、重点領域研究の運営について討議した。2)ニュースレターの作成。今年度はニュースレターを4回発行した。ニュースレターでは、研究の専門が大きく異なるメンバーが互いの研究を理解し、知識・理論を共有する事を促進させるために、総説を掲載した。また、技術の共有を目指して、技術情報も含めた。その他、会議の議事録、研究協力者を含むメンバーの名簿、メンバーが関係する学会や研究会・シンポジウムの案内などの情報を載せた。3)講演会の開催。平成5年10月(京大会館)、平成6年1月(東大山上会館)に、全体会議に合わせて講演会を開催した。10月は2名、1月は4名の演者の講演があった。テーマは主に前言語期のコミュニケーション行動と言語行動である。4)研究成果発表会の開催。平成6年1月の全体会議に合わせて研究成果発表会(早大国際会議場)を開催し、ほぼメンバー全員が今年度の発表をポスターあるいは口頭で行い、相互に検討し合う機会を持った。5)研究成果報告書の作成。各メンバーの今年度の研究成果の報告書(A4版、約200頁)を作成した。また、講演会のテーマに関連したメンバーに総説の執筆を依頼し、報告書に収録した。これらの活動により、重点領域の円滑な運営と、多様なメンバーの広範な研究を有機的に結びつけることを目指した。購入した備品はコンピュータと周辺機器であるが、ニュースレターや研究成果報告書の作成に使用した。
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