研究課題
昨年度からの継続として本年度は、タイとフィリピンという2つの地域に焦点をあててそれぞれの地域にみられる発展の固有の型と論理といったものを析出する努力をした。タイでは、デルタという社会空間の上に形成された開放的社会であるという構造が市場経済の健全発達をひきおこしたのに対し、フィリピンでは植民地時代以来の敵対的社会構造が市場経済発達をゆがめたものとしていることが明らかにされた。
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