結晶構造データベースは"Crystallographic Databases-Infomation Content Software Systems Scientific Applications" published by the Data Commission of the International Union of Cry stallography.(1987)に現在世界で活用できる結晶構造データベースについて詳しく解説されている。日本においてもJICSTを中心にデータ収集されつつあるようである。本研究においてはデータを磁気テープで提供しているCanadaのCRYSTMETを用いてそのデータを検索、表示するプログラムを開発した。現在CRYSTMETには32612個の金属間化合物のデータが登録されている。 検索・表示プログラムはワークステーション上で動作する。現在検索キーとして、元素名、化学式、構造のプロトタイプ、ピアソンシンボル、構成元素の種類の数が活用できる。 表示プログラムはグラフィカルなものを開発し、ユニットセルの見取り図(ステレオペアで提供)、粉末X線のシミュレーションが出来る。さらに現在高精彩なカラーグラフィクスを使った出力プログラムも開発中である。
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