研究課題/領域番号 |
05234103
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
米光 宰 岡山理科大学, 理学部, 教授 (60001038)
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研究分担者 |
橋本 俊一 北海道大学, 薬学部, 教授 (80107391)
林 民生 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (00093295)
山本 尚 名古屋大学, 工学部, 教授 (10135311)
古河 憲司 東京大学, 薬学部, 教授 (10012600)
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キーワード | 不斉空間 / 典型的金属系触媒 / 遷移金属系触媒 / 触媒的不斉合成 / 不斉全合成 / ルイス酸塩基 / 選択的反応 / キラル化合物 |
研究概要 |
本重点領域研究「キラル分子の不斉合成」は,酵素を越える一般性の高い光学活性キラル分子生成反応の化学的創成を目的とするもので、現代精密化学の中で最もチャレンジングな領域であり、わが国が世界をリ-ドし、現在世界的に急速に進歩しつつある。本研究では炭素-炭素結合反応を中心に不斉発現原理の有機化学的追及、高効率不斉触媒の開発、有用キラル分子を合成のための4つの主要研究項目、即ち、1)不斉空間の構築、2)典型金属系触媒的不斉合成、3)遷移金属系触媒的不斉合成、4)キラル分子の不斉合成を設け、平成5年度に発足した。最終年の平成7年度は、計画研究班員23名、公募研究班員39名、合計62名の理・工・農・薬などの広い範囲の研究者を結集し、昨年度の成果の上に立って、更に強力に研究が進めれた。これらの成果は平成7年6月と12月に行われた公開シンポジウム、および班会議で発表され、活発な討議がなされた。班員によってなされた研究活動は、正に目覚ましいものであった。この間、総括班会議は4回行われ、研究進行状況のチェック、評価など厳しく行われた。全員の成果は平成7年度研究報告書にまとめられ、更に内外の大学院生、研究者を対象とした英文のグラフィカルアブストラクトと実験の部からなるAsymmetric Synthesis in Japan(仮題)の出版計画も立てることができた。
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