研究分担者 |
山本 嘉則 東北大学, 理学部, 教授 (60029519)
岡崎 廉治 東京大学, 理学部, 教授 (70011567)
諸岡 良彦 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (70016731)
山本 明夫 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30016711)
長倉 三郎 総合研究大学院大学, 学長 (30013444)
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研究概要 |
本重点領域研究の目的は,化学の基本理念に基づく有機金属分子および有機金属活性分子の創出を行い,それぞれの有機金属分子の特性を調べ,化学反応性の立場からその触媒機能と分子認識機能を重点的に解明するとともに,機能材料としての可能性も検討することにある。この目的のために各班6名の計画研究班員から成る5つの重点的研究項目を設定し,これに加えて69名の公募研究班員が参加して研究を行った。各班長が総括班実施グループとして班の運営にあたり,互いに連携を保ちながら他項目の研究目的達成のために協力して問題解決にあたった。 各班の密接な交流をはかるために,6月に東京に於いて第3回公開シンポジウムを開催し,研究成果の発表を行った。また1月に仙台で開催した第4回公開シンポジウムに於いても班員による研究成果の発表を行い,活発な討論が行われた。それぞれのシンポジウム終了後,各班毎に分かれて研究連絡班会議を行い,全班員が研究の進捗状況を報告し意見交換が行われた。実施グループと評価グループによる総括班会議を2回開き,大局的・総合的見地より本研究に対する指導を受け,運営について助言を得た。さらに,班長会議を2回開催して本研究運営上の連絡を行った。 なお,各班員の研究推進のため,早稲田大学に核磁気共鳴分光光度計を,東京大学にガスクロマトグラフ質量分析計を,さらに東北大学にフーリエ変換赤外分光光度計をそれぞ設置した。 研究進展のため,3冊の広報資料と本年度の各班員の研究成果をとりまとめた成果報告書を作成した。
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