研究課題/領域番号 |
05244104
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
坂部 知平 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (30022601)
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研究分担者 |
大沢 文夫 愛知工業大学, 教養部, 客員教授 (50022497)
江橋 節郎 岡崎国立共同研究機構, 生理研, 名誉教授 (10009863)
京極 好正 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (90012632)
三井 幸雄 長岡技術科学大学, 生物系, 教授 (40012637)
山根 隆 名古屋大学, 工学部, 教授 (80030055)
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キーワード | 放射光利用 / 蛋白質結晶構造 / ダイナミックス / 時分割ラウエ / シンポジウム / ニュースレター / photon Factory |
研究概要 |
総括班会議を公開シンポジュウムに合わせて2回開催した。今年度は本重点領域研究の最終年度であるため特に本重点領域研究を発展させるために次期の申請をどのようにするかについての議論を盛んにおこなった。また、班員の意見を聴くためにアンケート調査も実施した。6月には東京で12月には名古屋で公開シンポジュウムを開催した。出席者は東京では95名、名古屋では62名と大変盛況であった。公開シンポジュウムの成果は特集号としてNews Letterに収録された。迅速な研究成果および情報交換のためにニュースレターを5回と名簿の発行を1回行った。News Letterには研究成果、及時間分割ラウエ実験報告が記載された。本年は最終年度に係わらず毎号80ページを超えた。また、BL18BのA01で開発された時間分割ラウエ法のための蛋白結晶構造解析のためのデータ収集システムを使った本重点領域としての時間分割ラウエ実験は7月と11月中旬から12月にかけて行われた。最終実験では特に大きな成果が期待されるグループにたいしてビームタイムが重点的に配分された。その結果、京都大学の小田教授のグループでグルタチオン合成酵素により反応の中間体を捕えることに成功した。本領域研究においては主に技術的な面を確立し、今後本研究の成果を種々の蛋白質結晶に応用し蛋白質の時間軸を含めた4次元構造研究につなげていくために、公募研究を最終年度であるにも拘わらず15件採択した。
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