研究課題/領域番号 |
05245106
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
西川 治 金沢工業大学, 工学部, 教授 (10108235)
|
研究分担者 |
兵藤 伸一 明治大学, 理工学部, 教授 (30010713)
猪飼 篤 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (50011713)
森田 清三 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50091757)
河津 璋 東京大学, 工学研究科, 教授 (20010796)
山口 豪 静岡大学, 工学部, 教授 (50013537)
|
研究期間 (年度) |
1997
|
キーワード | トンネル物性 / 電界放射顕微鏡(FEM) / 電界イオン顕微鏡(FIM) / アトムプローブ(AP) / 走査型トンネル顕微鏡(STM) / 表面原子の配列 / 原子間力顕微鏡(AFM) / 表面の電子状態 |
研究概要 |
本重点領域研究における総括班の役割は、試料表面上の個々の原子とそれらの原子を探る原子との間に流れるトンネル電流を利用して原子レベルの高分解能を達成している、電界放射顕微鏡(FEM)、電界イオン顕微鏡(FIM)、FIMで観察された個々の表面原子を逐一分析できるアトムプローブ(AP)、更に、走査型トンネル顕微鏡(STM)や、原子間に働く力により表面構造を描き出す原子間力顕微鏡(AFM)等により表面原子の配列を直接観察すると共に、観察された個々の原子の電子状態を調べ、それらの原子の特性が周辺原子の種類と配置によりどの様に変化するかを明らかにし、物性物理に新しい観点をもたらす事にある。こうした研究を効率よく達成するために、本重点領域研究では、理論班、操作・探針班、物性班、新手法班、バイオ班の5研究班を編成した。しかし、これらの班が独自に活動するのではなく、相互に連帯して研究を推進することが肝要である。又、外部から情報を豊富に取り入れ、的確に把握し、各自の専門的な立場から他の班の研究分担者と共同で検討する事も欠かせない。そこで、総括班は研究会を年数回開催したが、より帽広い情報集めると共に、多面的な視点から検討・分析が進められるように、研究分担者以外の大学・官公庁・企業の研究者にも研究会への参加を呼びかけた。各年度の研究会の開催状況は以下の通りである。 平成5年度 総会4回 内1回は応用物理学会薄膜・表面分科会との共催。 平成6年度 総会2回、公開シンポジウム1回、応用物理学会薄膜・表面分科会との共催の国際コロキュウム1回、STM/AFM勉強セミナー1回の計5回。 平成7年度 総会1回、応用物理学会秋期学術講演会協賛シンポジウム1回、第9回国際固体表面会議サテライト研究会1回、応用物理学会薄膜・表面分科会との共催の国際コロキュウム1回の計4回。 平成8年度 総会1回、物理学会秋の分科会協賛シンポジウム1回、理論班との合同研究会2回、応用物理学会薄膜・表面分科会との共催国際コロキュウム1回の計5回。
|