研究課題
重点領域研究
平成5〜7年度において、次の研究成果(主なもののみ)をあげた。1)代表的ストレス蛋白質HSP90の分子シャペロン機能を明らかにした。2)SOS応答で誘導されるDNA組み換え中間体にはたらくエンドヌクレアーゼRuvCの構造をX線結晶解析によって決定し、作用機構を明らかにした。3)26Sおよび20Sプロテアソームを構成する各種の蛋白質を同定し、それらの構造と機能を明らかにした。4)大腸菌のストレス応答に関与する転写因子σ32の量の調節が、mRNAの翻訳促進とσ32の安定化の2つの機構によってなされていることを明らかにした。5)新しいプロテアーゼFtsHを同定し、それがAAAファミリーに属し、σ32の分解を支配することを明らかにした。6)コラーゲン特異的分子シャペロンHSP47の作用機構を解明した。7)アブラムシの腸の細胞内に共生する細菌が特異的に生産するシャペロニンの構造と機能を明らかにした。8)GroELが識別する基質蛋白質の構造を明らかにした。9)蛋白質のミトコンドリアへの輸送を促進する因子MSFを同定し、その構造と作用機構を解明した。
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