研究課題
2年前に当たる平成6年度は、次の3課題にそって資料の収集を継続した。1.沖縄の伝統的死生観の構造分析:(1)沖縄芝居の「組踊り」五番と三大「歌劇」のVTRの内容分析によって、庶民の死生観を把握する作業を継続させた。(玉木)(2)調査地の画家に依頼し風土に根ざしたモチーフで10枚のTAT図版を作成して、高齢者の他界観を抽出する作業に着手した。(大橋)2.地域住民の死生観調査:(1)老人科病院の高齢入院患者を日常世話しているヘルパー(主婦)を対象とする聞き取り調査を継続し50人の資料を収集しえた。(高石、遠山)(2)女性高齢者による祖先崇拝儀礼の実態を具体的、個別的にに把握するために、VTRに撮影記録する作業継続した。(保良)3.離島の老人問題:(3)過疎の離島である粟国島と多良間島において、老人ホームの建設と養護についての行政上の問題提起に応えて住民の態度調査を継続させた。(保良)
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