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1993 年度 実績報告書

ヒンドゥー儀礼の歴史性,地域性及び社会階層性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05301040
研究機関東京大学

研究代表者

永ノ尾 信悟  東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (40140959)

研究分担者 山下 博司  名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (20230427)
田中 雅一  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)
関根 康正  学習院女子短期大学, 人文学科, 教授 (40108197)
臼田 雅之  東海大学, 文学部, 教授 (60151867)
石井 溥  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (90014513)
キーワードヒンドゥー教 / 儀礼 / 年中儀礼 / プラーナ / ダルマニバンダ
研究概要

1.Census of India 1961年の各州毎の村落調査報告書に基づく年中儀礼に関する資料の整理分析はほぼ予定通り進行し、平成6年2月末現在で、南インドの2州の整理を残すだけとなった。この作業と平行して、それぞれの地域での文化人類学者によるフィールド調査の報告による資料整理も行っている。これらの分析から、各地方に共通して行われる、全インド的な広がりを持つ年中儀礼をかなり明確に特定できる見通しがつくようになった。また、各州毎に、あるいは、それより狭い地方毎に、それぞれ特有な儀礼グループも抽出することができ、これによってヒンドゥー儀礼の地域性をよりよく把握することができるようになると思われる。
2.プラーナ文献群の詳細な目次をコンピュータに入力し、それに基づいて年中儀礼の記述箇所を取り出す作業は思ったより早く終了した。目次のレベルに現れない年中儀礼の記述が、プラーナ文献に散在する各地の聖地の記述の中などにも含まれていることがわかり、役割分担を再構成して、これら聖地の記述から年中儀礼を中心としたヒンドゥー儀礼に関する資料整理の作業に新たに着手した。
3.研究分担者による研究発表は、各研究者のフィールド報告とサンスクリット文献研究の二つの視点から行ってきた。1.と2.の作業の報告から得られた全体的な見通しが、フィールド報告に対してより具体的な位置づけを与えることができることが明確になってきた。サンスクリット文献研究では、ヒンドゥー儀礼の形成過程に焦点をあてた検討が行われ、来年度からは具体的な成果としていくつかの論文にまとめることができるようになった。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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