研究課題
1、北前船研究のベースになる重要基礎史料として、五大北前船主のひとつ右近権左衛門家(福井県南条郡河野村)が所蔵する未整理の古文書の整理・調査・研究を完了した。地元河野村・福井県史編さん室・福井県立博物館のご協力を得て、1993年9月2日〜7日、同12月17日〜22日、1994年3月25日〜30日、同9月1日〜7日、同12月16日〜21日、1995年3月7日〜12日、同8月23日〜28日の7回にわたって現地でメンバーによる調査合宿を実施し、合計14、875点の古文書の整理・調査を完了した。2、調査・整理された古文書を研究対象として、調査合宿期間中に河野村と共催で研究報告会が計6回おこなわれ、またこれらの研究報告会のまとめとして1995年8月26・27日『河野村シンポジウム 北前船と日本海の時代〜物流・情報・文化〜』をおこなった。シンポジウムでおこなわれた報告は以下の通りである。(1)斉藤善之「北前船主・右近家の経営展開と全国市場」(2)原 直史「北前船と北国・大坂魚肥市場」(3)曲田浩和「北前船主・右近家と敦賀・武生地域社会」(4)高部淑子「北前船の情報の世界」
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