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1994 年度 実績報告書

イタリア近代社会における知識人の役割-18世紀啓豪主義から19世紀前半ロマン主義への変遷

研究課題

研究課題/領域番号 05301060
研究機関京都大学

研究代表者

齊藤 泰弘  京都大学, 文学部, 助教授 (70115848)

研究分担者 須藤 裕孝  愛知大学, 法学部, 教授 (60101391)
米山 喜晟  大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (20065808)
藤澤 道郎  桃山学院大学, 文学部, 教授 (90067843)
近藤 恒一  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50040712)
阿部 史郎  京都産業大学, 外国語学部, 教授 (50065752)
キーワード啓豪主義 / ロマン主義 / イタリア近代社会
研究概要

本年度は、前年度からの研究課題を踏まえ、18世紀半ばから19世紀前半にかけての、ジャーナリズム、政治、経済、文学、演劇、歴史学、言語思想、自然科学などの広範な領域において、イタリアの個々の知識人の思想がどのように展開ないしは変化していったかを、またさらに、国内および国際の状況の変化に対するそれぞれの知識人の社会的態度の変遷を、通時的、共時的に相互比較することによって、啓豪主義の時代からロマン主義の時代にいたる、イタリアの社会の知識人階級の関係の変遷を再構築することを課題に、研究を進めていった。
具体的には、イタリア文学研究者は、マンゾ-ニ、ゴルド-ニなどの文学者、ムラトーリなどの歴史学者の作品、およびそれに関する文献・資料、また全般的な社会背景をめぐる文献・資料を収集・整理を担当した。またイタリア語研究者およびイタリア哲学研究者は、当時の社会状況とそれぞれの研究分野との関係についての文献・資料を、またイタリア史研究者は当時の社会構造を再構築し、その意味を探るための資料・文献の収集・整理を担当した。これの文献・資料をもとにして、研究分担者は各自個別に研究をすすめていった。またそれと同時に研究発表会をもち、相互の研究を報告し会い、意見を交換するとともに、研究課題であるこの時代のおのおのの知識人たちの思想の展開およびその社会状況との関わりを、相互に比較し合い、18世紀半ばから19世紀前半にかけてのイタリア社会と知識人との関係を総体として再構築し、研究報告としてまとめた。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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