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1993 年度 実績報告書

明治期における産業発展と地域経済

研究課題

研究課題/領域番号 05301079
研究機関大阪大学

研究代表者

宮本 又郎  大阪大学, 経済学部, 教授 (50030672)

研究分担者 天野 雅敏  神戸大学, 経済学部, 教授 (80122985)
山本 有造  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10047475)
尾高 煌之助  一橋大学, 経済研究所, 教授 (90017658)
阿部 武司  大阪大学, 経済学部, 助教授 (10151101)
猪木 武徳  大阪大学, 経済学部, 教授 (00107111)
キーワード在来産業 / 移植産業 / 工業地帯 / 産業政策
研究概要

7月に研究会を開催して、今後の研究の方向性について討論するとともに、宮本が近世の商業、猪木が労働市場、阿部が綿業、沢井が機械工業、尾高が労動、山本が貿易・金融、斉藤が人口、天野が工業地帯、谷本が醸造業、広田が小売市場についてそれぞれ報告した。さらに10月、12月、2月に開催された研究会において明治期の経済発展とアジア市場の関係、企業勃興期における地方企業家、工場制度の定着と労務管理などのテーマに関する報告が行われた。以上の報告と並行して各地において収集した第一次史料および公刊資料に基づいたデータの収集・整理が続けられ、とくに工場名簿の分析、資産家名簿のデータベース化などでは相当の進展をみ、『日本全国商工人名簿』所収データの中から税額順・50音順別に大阪府のデータをデータベース化し、東京都・愛知県についてもデータの一部を入力した。さらに今年度の活動の成果の一部が、尾高煌之助・斉藤修編『日本経済の200年』(日本評論社)として近刊予定であり、また今年度の経営史学会全国大会において共同研究のメンバーが研究報告を行い、次年度の社会経済史学会全国大会においても研究報告を行う予定である。
今後の研究課題としては、(1)地方・在来産業と地域産業政策の関連、(2)国民経済・地域産業構造の中での各産業の位置と役割、(3)地域間・企業間競争と企業者活動の関連、(4)工業地帯形成の実態と工業集積を促進する制度的諸条件(教育制度、公的試験・研究機関など)などの諸点の検討が残されている。次年度においても研究会を通して、公刊資料および各自収集した第一次史料に依拠して担当部分に関わる個人報告を積み重ねる一方、先にみた研究課題およびそれまでの研究成果を総合的観点から検討するために年末には関連領域の研究者をも招いて、2泊3日30人程度のワーク・ショップを開催する予定にしている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 尾高煌之助・斉藤修: "日本経済の200年" 日本評論社, (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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