研究課題/領域番号 |
05301093
|
研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
|
研究分担者 |
武村 重和 広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
森本 信也 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (90110733)
大木 道則 岡山理科大学, 理学部, 教授 (40011407)
中山 迅 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90237470)
中山 玄三 熊本大学, 教育学部, 講師 (40211437)
|
キーワード | 科学的リテラシー / 理科カリキュラム / モジュール教材 / 理科学習指導 |
研究概要 |
研究の成果として、次の内容の報告書を作成した。 第一部 科学的リテラシー育成に重点を置いた小学校理科カリキュラムの開発研究-実生活への活用・応用能力を中心として- 第二部 科学的リテラシー育成に重点を置いた学習指導 第三部 科学的リテラシー育成のための中学校理科における一つの事例 「科学的な知識を活用・応用する能力育成に重点を置いたカリキュラムの開発」では、科学的リテラシーを「実生活への活用・応用能力」という観点からとらえ、現行の小学校理科カリキュラムを見直し、その弱点を補強できるようなモジュール教材を開発し、実際の学校での授業実践を通してその実行可能性を検討したものであり、いわば科学的リテラシーの育成を実質陶冶的ねらいをもって行おうとしたものである。 「理科における表現活動を手段にした科学的リテラシー育成のための学習指導」では、「知的表現の道具」として概念地図法と描画法を取り入れ、また「認知的徒弟性」を理科授業に援用して、科学的リテラシーを育成する学習指導を実践し、その有効性を検討したものである。学校外の生活や将来の生活の中で遭遇する問題の解決に有効な普遍的な知識や能力を身に付けさせることを目標としており、いわば科学的リテラシーの育成を形式陶冶的ねらいをもって行おうとしたものである。
|