研究課題/領域番号 |
05302013
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
池田 勉 龍谷大学, 理工学部, 教授 (50151296)
|
研究分担者 |
岡本 久 京都大学, 数理解析研究所, 助教授 (40143359)
森 正武 東京大学, 工学部, 教授 (20010936)
三好 哲彦 山口大学, 工学部, 教授 (60040101)
西田 孝明 京都大学, 理学部, 教授 (70026110)
田端 正久 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (30093272)
|
キーワード | 流体系の非線形構造 / 界面ダイナミクスの数理 / 破壊現象の数理 / 微分方程式の特異点 / 力学系の分岐構造 / 自由境界問題 / パターン形成の数理 / 非線形現象を計算科学 |
研究概要 |
非線形現象の構造とそのダイナミクスの解明を目的とする本研究では、次の5つの分野 (1)流体系の非線形構造、(2)自由境界と界面のダイナミクス、(3)破壊現象の科学計算、(4)微分方程式に現れる特異点の構造、(5)力学系における分岐構造の追跡 に焦点を絞り研究を推進している。平成5年度は(2)と(5)に特に重点を置いた。 (2)については、代表者による「Traveling Breather,Waving Breather」、分担者西浦による「ミクロ相分離のスケーリング則」、分担者三村による「燃焼過程におけるパターンダイナミクス」、研究協力者池田栄雄による「2つのフロント解からのパルス解の分岐」、研究協力者栄伸一郎による「競合拡散系の界面ダイナミクス」などの研究が進み、1994年1月に開催した研究集会 ワークショップ「界面及びパターン形成の数理」(1月24〜28日、於:東京工業大学) オーガナイズド・セッション「界面現象の数理」1月26日(応用力学連合講演会) で今年度の成果をまとめた。(5)については、分担者森田などによって力学系や反応拡散系のアトラクターの構造などからのアプローチが展開され、その成果の一部がワークショップ「無限次元および多自由力学系の数学的諸問題」(10月21〜23日、於:龍谷大学)で報告された。 その他に、シンポジウム「破壊シミュレーションと数理」、応用解析セミナーSummer School、国際シンポジウム「非線形偏微分方程式(Nonlinear Partial Differential Equations)」などを本研究計画の一環として開催した。
|