研究課題/領域番号 |
05302038
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
宇野 尚雄 岐阜大学, 工学部, 教授 (70021582)
|
研究分担者 |
杉井 俊夫 中部大学, 工学部, 講師 (90196709)
香田 明彦 帝国建設コンサルタント(株), 地質調査部, 課長
柳田 三徳 日本工営(株)大阪支店, 技術2部, 課長
神谷 浩二 岐阜大学, 工学部, 助手 (50252119)
佐藤 健 岐阜大学, 工学部, 助教授 (80135326)
|
キーワード | 地下水環境 / 計測要因 / 解析モデル / 降水・揚水 / 環境変化 / 帯水層構造 / 水理特性 |
研究概要 |
○研究の目的:ジオフロント、地下大深度開発が進行している現在、地盤環境の表現法や地下水環境の計測法の開発は早急に確立される必要がある。とくに地下水環境としては、大規模工事による近隣地への影響だけでなく、地下水の量的、質的変化を引起こす懸念がある。このため、本研究では、(1)地下水環境の表現因子の整理、計測法を検討し、将来に向けて継続すべき監視要因を究明すること、(2)自然の水循環の中で、変化する地下水環境のうち、量的な地下水位変動に絞って、それを計測し得る解析モデルを開発すること、に焦点を当てる。 ○本年度の研究成果:地下水環境の現況把握と解析モデルの開発のために、連絡会、2回の研究集会で進める予定であったが、最初の連絡会は電話等により済ませ、次のように実施した。 (1)第1回研究集会(岐阜大学工学部会議室で、平成5年11月30日13:30〜17:00) 地下水位解析モデルに関する既往の研究成果について、宇野、香田による話題提供、望ましい将来の地下水環境の創造のためにモデルに採用すべき要因の是非とモデル開発に当たり、収集できるデータの種類・量の制約など配慮すべき地域的または帯水層的特性の性格について検討した。 (2)第2回研究集会(大阪市交通局建設事務所会議室、片福線工事現場及び東興ホテル会議室にて、平成6年1月18日13:30〜20:30) 橋本より、都市における地下水環境情報として、収集可能なデータの種類、量、密度について地下鉄建設に際する地下水情報の集約・管理などの諸問題について、及び実際の建設現場所長から地下水環境を保全しつつ作業推進する上での技術的課題について、それぞれ話題提供を受けて、地下水処理の現状を把握し、意見交換した。当初、予定していた柳田による話題としての「膨大な地下水位データによる、大規模地盤工事の影響分析法の検討」は担当者で進めることにした。
|