研究課題/領域番号 |
05302044
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
新谷 洋二 日本大学, 理工学部, 教授 (50010674)
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研究分担者 |
青山 吉隆 徳島大学, 工学部, 教授 (80035633)
天野 光三 大阪産業大学, 工学部, 教授 (90025817)
大熊 孝 新潟大学, 工学部, 教授 (40018908)
佐藤 馨一 北海道大学, 工学部, 教授 (00091455)
馬場 俊介 名古屋大学, 工学部, 教授 (10111832)
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キーワード | 近代化遺産 / 土木史 / 資料調査 / 土木施設評価 / 現地視察 / 土木構造物 / 体系化と評価 / 技術の近代化 |
研究概要 |
平成6年度に実施する予定であった資料調査ならびに現地調査は、完了した。平成6年度の資料調査は、平成5年度に行なった資料調査の不足分を補うために行なった調査であり、各都道府県の中で資料の少ない市町村に対して行なった。また、JR等の鉄道会社等の資料追加調査も行ない、資料の充実を図った。そして平成6年度末までに各調査担当者は、資料再調査で得られたデータを基に現地調査を行ない、各調査担当件別に近代土木遺産の資料収集データのデータベースを構築した。近代土木遺産全国調査は、明治(1868年)から戦前(1945年)の間に建設された現存する土木構造物に関する初の全国調査であり、その調査件数はおよそ1万件に達する。 一方各評価担当者は、各調査担当者が作成した近代土木遺産の収集データのデータベースを統合化する方法を試みた。このデータベースでは、現地調査の方法(調査カード記入要領、用語・図解集の作成)など全国的に統一した資料の作成を行なった。また、各調査担当者が作成したデータベースと現地調査資料を基に、評価方法の検討を行ない、統一した評価方法の確立を試みている。 なお、以上の資料作成のため、全研究分担者を集めたミーティングを2回、評価担当者だけを集めたミーティングを2回行なった。 よって、平成6年度の達成率は全体プロジェクト(平成7年度まで)の70%である。平成7年度には、各評価担当者を集め、全国の近代土木遺産調査結果を基に評価を試みる。
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