研究課題/領域番号 |
05302045
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 周三 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013180)
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研究分担者 |
内海 康夫 宮城工業高等専門学校, 建築学科, 助教授 (30168728)
小林 信行 東京工芸大学, 工学部・建築学科, 教授 (70097301)
赤林 伸一 新潟大学, 工学部, 助教授 (70192458)
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (00142240)
吉野 博 東北大学, 工学部・建築学科, 教授 (30092373)
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キーワード | 換気 / 換気効率 / 規格 / 実験 / 実測 / 数値シミュレーション |
研究概要 |
1.換気効率の定義に関する文献の調査 換気効率に関する文献を、ASHRAE(米国暖房冷凍協会)やAIVC(換気・漏気研究センター)などから入手して換気効率の定義を整理した。現行の各国の換気基準に関する調査を行い、その相違点などについて比較検討を行った。海外の基準としてはASHRAE Standard 62-1989“Ventilation for Acceptable Indoor Air Quality",AIVC Technical Note 28"A guide to air change efficiency",同28-2"A guide to contaminant removal effectiveness"等、国内の基準としてはHASS102換気企画(案)、同解説(案)等がある。 2.換気効率測定に関する予備実験及び実験計画の作成 縮小模型、実大模型、住宅、事務所ビルなどを対象として、空調設備の稼働状況の把握や、各建物の隙間量の測定などを行った。楢崎、吉野、松本によって3件の模型実験、吉野によって3つの異なる住宅の測定調査、村上、加藤、赤林らによって1件の事務所を対象とした実測調査が行われた。これらの調査の成果及び測定に関する基礎的な事項その他によるシンポジウム「住宅・オフィスにおける換気効率の測定例と問題点」の開催が本年度末に予定されている。 3.数値シミュレーションによる換気効率の予測手法の検討 2次元及び3次元の乱流数値シミュレーションプログラムにより得られた室内の気流分布及び濃度分布を基にした各種の換気効率指標を予測する手法を検討した。
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