研究課題/領域番号 |
05302053
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野本 敏治 東京大学, 工学部, 教授 (80011170)
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研究分担者 |
青山 和浩 東京大学, 工学部, 助手 (80222488)
榎沢 誠 東京大学, 工学部, 助手 (40011077)
大塚 守三 東京大学, 工学部, 助手 (30010896)
安澤 幸隆 九州大学, 工学部, 助教授 (10191123)
上田 幸雄 大阪大学, 溶接工学研究所, 教授 (30029037)
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キーワード | FEM / CAE / 有限要素法モデル / プリ・プロセッサ / ポスト・プロセッサ / プロダクト・モデル / 解析モデル / メッシュ分割 |
研究概要 |
本年度は,造船・重工業で利用されているFEM解析を中心としたCAEシステムの現状を調査した。その中で特に現状の解析システムの抱えている問題点を明確にして今後の開発の中核に据える。 先ず現状の問題点を整理すると以下のようになる。汎用のFEM解析用システムの周辺システムとして既に多くのソフトウェアが開発されているが、それらは解析に必要な解析データ生成用のプリ・プロセッサや解析結果を可視化するポスト・プロセッサなどが殆んどである。 これらのプリ/ポスト・プロセッサは、単なるインターフェースのみに重点が置かれており、情報の共有という観点からの研究が不足している。 一方、実際に数値計算を行う立場からは、解析対象の有限要素へのメッシュ分割の作業が莫大であるため、これらを解決するために自動メッシュ分割法や最適メッシュ分割法に関連する研究が多い。これも一種のプリ・プロセッサである。 上記のように、従来のシステムの問題点はFEM解析用システムの前後に有効な前処理や後処理を結合することに重点を置いていることである。 今や情報は統合されなければならない。設計から生産まで一貫した情報を流すべきシステムが考慮されている時代に何故FEM中心の構造解析システム用孤島を構築するのか。 そこで著者らが既に開発してきた「造船CIM」用製品モデルシステム(SODAS)を中心に有限要素モデラーを開発することとした。 SODASは造船用の板骨溶接構造物の設計から生産までのあらゆる情報を作成することができる。したがって構造設計が或る程度終了した段階で、生成されている情報からFEM解析用データを取り出すことができるシステムについて深く考察した。 システムの概念設計は終了したものと考えている。
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