• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

鋼構造物のFEM構造解析モデラ-に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05302053
研究機関東京大学

研究代表者

野本 敏治  東京大学, 工学部, 教授 (80011170)

研究分担者 青山 和浩  東京大学, 工学部, 助手 (80222488)
榎沢 誠  東京大学, 工学部, 助手 (40011077)
大塚 守三  東京大学, 工学部, 助手 (30010896)
安澤 幸隆  九州大学, 工学部, 助教授 (10191123)
大和 裕幸  東京大学, 工学部, 助教授 (50220421)
キーワード有限要素解析(FEM) / 構造解析 / プリ・プロセッサ / CAE / 有限要素モデル / 解析モデル / メッシュ分割 / 製品モデル
研究概要

最終年度である本年度では,著者らが既に開発している「造船CIM」用製品定義システム(通称:SODAS)をベースに,鋼構造物である船体構造の有限要素モデラ-に関する研究を行った。本研究では,有限要素解析システムとして汎用システムであるNASTRANとMARCを選定し(以下,汎用FEMソフトと呼ぶ),製品定義システムから自由かつ容易に解析データの生成を可能とするシステムの構築を最終目的とした。
本研究では,製品定義システムによって定義される製品モデルの情報を有効に利用し,汎用FEMソフトにおける有限要素モデルの情報を生成することを検討した。この際に,製品モデルの情報として定義されている形状情報は当然のこと,鋼構造物を構成する部品がどの様に構成しているかといった情報を表現する接合関係情報が重要な役割を果たすことを理解することができた。具体的には,部品毎の有限要素の生成はその形状情報を利用して行い,部品間の接合関係情報を有効に利用することによって,有限要素の適合条件を矛盾無く処理することを可能にした。
また,様々な解析目的に応じた有限要素の要素タイプを選択する必要があるが製品モデルに記述される部品の種類の情報を利用することによって,解析に必要となる有限要素の要素タイプを自動的に選定することができた。
さらに,本研究によって構築したシステムはベースとした製品定義システムに柔軟に対応しているので,単に設計における構造解析ステージだけではなく,生産ステージにおける構造解析の利用を可能とした。その一例として,造船における搭載ブロックの吊り作業における構造解析を支援する概念をシステムとして実現することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野本敏治 他: "製品定義システムにおける建造ブロック搭載シミューレーションシステムの開発" 日本造船学会論文集. 176. 575-586 (1995)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi