研究課題/領域番号 |
05302070
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
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研究分担者 |
吉田 明徳 九州大学, 工学部, 助教授 (30117288)
田中 重好 弘前大学, 人文学部, 助教授 (50155131)
佐藤 邦明 埼玉大学, 工学部, 助教授 (10008881)
松林 宇一郎 名古屋大学, 工学部, 助教授 (08012693)
河田 惠昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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キーワード | 自然災害 / 洪水災害 / 海岸災害 / 農林災害 / 人材情報 / 地震波情報 / 人文社会 |
研究概要 |
自然災害に関連する資料は、観測記録災害地における調査聞き込み記録・地図・写真・標本・関連地域の地形図・地質図・航空写真・新聞記事、官公庁の記録、災害統計などが有り、その体裁が多種多様である。自然災害の研究では、社会の要請に応えて、速やかに災害要因を明らかにするとともに災害の予知・予測にその成果を速やかに反映させることが重要な課題である。このためには、多種多様な災害資料を有効に利用できるシステムの構築が不可欠である。 本研究には異なった災害研究領域における、一線の若手研究者を中心として、自然災害研究におけるデータベースの在り方を議論し構築のための問題点を抽出し、検索システムの構築にはどのような問題点があるかを明確にし、実現の可能性を模索することを目的としている。 災害に関連するデータベースの現状を把握するとともに、利用可能なデータベースのリストと使用法に関する便覧を作成した。 調査したデータベースについてその運用ソフトの問題点、データ作成用のフォーマットならびに検索上の問題点について詳細な検討を加えた。 大学間ネットワークを通して公開し、利用可能になっている文献データベース「SAIGAI」で用いられているキーワードの体系化を図った。 研究分担者の専門分野別に、文献データベース、数値データベース、イメージデータベースとしてどのようなものが必要かを検討し、理想的なデータベースの構想がどう有るべきかを検討し、その構成要素相互の関連を明確にした。 さらに、災害科学の研究領域全体として、共通のデータベースはどう有るべきかについて検討を加え、専門分野別のデータベースとの関連性を明確にした。 2年間の議論と検討を総合して、自然災害科学におけるデータベースの在り方を答申した。
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