研究課題/領域番号 |
05303005
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
島田 昌彦 東北大学, 素材工学研究所, 教授 (80029701)
|
研究分担者 |
金丸 文一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (40029848)
吉田 豊信 東京大学, 工学部, 教授 (00111477)
曽我 直弘 京都大学, 工学部, 教授 (80026179)
児島 弘直 山梨大学, 工学部, 教授 (90020346)
若槻 雅男 筑波大学, 物質工学系, 教授 (50114153)
|
キーワード | 機能無機材料 / 固相合成プロセス / 液相合成プロセス / 気相合成プロセス |
研究概要 |
先端科学技術の発展にとって鍵となる研究分野である新素材としての機能無機材料の創製とプロセスの最適化に関する本総合研究(A)を23名の研究者が、機能無機材料の合成方法である固相、液相、気相合成プロセスに基づいて、研究者の最も得意とする分野で独自的研究を行い、研究成果の研究報告会を平成6年2月7日と8日の両日にわたり、仙台市のホテル一の坊で開催した。本総合研究(A)の研究報告会では、研究者各自の研究内容を詳細に発表し、総合的討論が活発に行われることによる総合研究の成果を期待し、発表件数を2年間にわたるように企画した。本年度においては、固相合成プロセスで4件、液相合成プロセスで4件、気相合成プロセスで4件の12件とし、1件につき25分の発表と討論を行い、参加者全員による横断的な総合討論とすることができた。平成6年度は、本年度発表しなかった残りの11件について総合討論を行う予定である。本総合研究(A)の研究者全員の研究成果報告書は、添付資料「機能無機材料の創製とプロセスの最適化」研究成果報告書としてとりまとめた。固相合成プロセスによる材料創製では、高温高圧、ガス圧下自己燃焼、ホットプレス焼結法などの合成プロセスによってナノ・ミクロ微細構造制御による機能無機材料の開発研究成果が得られた。液相合成プロセスによる材料創製では、フローテイングゾーン法、水熱合成、ゾル-ゲル法などによる単結晶と多結晶材料の開発研究成果が得られた。気相合成プロセスによる材料創製では、各種化学気相および物理気相蒸着法を利用し、機能薄膜材料の新展開が図られた。 合成方法に基づく3つの研究グループからの12件の発表に対して、機能無機材料創製の新展開に向けて、本総合研究(A)の研究者全員が2日間にわたり、横断的総合討論を行い、新規機能無機材料の創製と合成プロセスの最適化の確立を目標とした研究を進展させることができた。
|