研究分担者 |
越塩 俊介 鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (60186666)
竹内 俊郎 東京水産大学, 水産学部, 教授 (70092591)
古市 政幸 九州大学, 農学部, 教授 (00038225)
手島 新一 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041704)
渡辺 武 東京水産大学, 水産学部, 教授 (60017051)
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研究概要 |
1.キジハタ仔稚魚用微粒子飼料のタンパク質源としては、イカミール,フィシュミールおよびカゼインなどを混合した方が、良好な成長・生残を示した。 2.マコガレイの種苗生産について、微粒子飼料のみで飼育を試みたが、成長が悪く、これはマコガレイが着底状態では、微粒子飼料を摂餌しないためと判断された。 3.マダイ胚芽生過程におけるエネルギー源としては、ふ化前は主として遊離アミノ酸が、ふ化後は主として脂肪酸が利用されることを明らかにした。 4.シマアジ稚魚に対するアスコルビン酸-2-リン酸Mgの効果は、無添加区において、脊椎側弯の欠乏症がみられ、摂餌量,増重率,生残率が低下した。要求量は3mg/100gと推定される。 5.マダイ仔魚の微粒子飼料におけるオリゴペプチドの成長促進効果を試験した。その結果、アラニル-セリン,グリシル-ロイシン区が良好な成長を示し、これらのペプチドには、摂餌誘引効果および成長促進効果がある。 6.クルマエビの卵巣成熟に対して、親エビ飼料中に、ビタミンA,alpha-トコフェロールおよびビタミンCが必要であることを証明した。 7.ヒラメ種苗生産に出現する白化個体は、ふ化後10-20日令に、ビタミンA,DHAおよびフォスファチジルコリンを強化した餌飼により防止できる機構を解明した。
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