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1994 年度 実績報告書

健苗育成技術開発に関する栄養学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05304019
研究機関鹿児島大学

研究代表者

金澤 昭夫  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041697)

研究分担者 越塩 俊介  鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (60186666)
竹内 俊郎  東京水産大学, 教授 (70092591)
古市 政幸  九州大学, 農学部, 教授 (00038225)
手島 新一  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041704)
渡辺 武  東京水産大学, 教授 (60017051)
キーワード微粒子飼料 / 健苗育成 / 卵質改善 / 栄養要求 / 消化吸収 / 親魚飼料
研究概要

1.マダイにおける食餌性EPAとDHAは摂餌後、体内でEPAとDHAの行動には大きな差違が観察され、脳および網膜のリン脂質画分では、DHAのみ大量に蓄積されることが証明された。
2.ブリ類に対する低品質魚粉中の成長および生残阻害物質は、過酸化物質やヒスタミンよりも、微量に存在するジゼロシンの影響が大きいことが明らかにされた。
3.キジハタの栄養要求解明のひとつとして、リン脂質の要求性について検討した結果、飼料に大豆レシチンを添加すると、キジハタ稚魚の成長が改善された。
4.n-3系脂肪酸はn-6系脂肪酸の代謝を抑制し、n-6系脂肪酸はn-3系脂肪酸の代謝を抑制することが知られている。ヒラメ仔魚におけるn-3系DNA要求に対し,n-6系アラキドン酸の存在が阻害を示すことが証明された。
5.マダイ仔魚の健苗育成および活魚輸送の観点から、飼料性栄養化学物質として,DNAとリン脂質のストレスに対する効果を試験した。マダイ仔魚の温度ストレス、酸素ストレスに対して、飼料性DNAと大豆レシチンは耐性が増大することが明らかにされた。
6.無魚粉飼料として、濃縮大豆タンパク質、脱脂大豆粕、コーングルテンミール、ミートミールを配合したものをタンパク源とし結晶アミノ酸を添加し、ソフトドライペレットを作成しブリを飼育した。稚魚では無魚粉飼料区は成長が劣った。130gのブリでは40日目までは魚粉飼料区と大差がなかったが、その後成長が停滞した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Julio Lopcz-Alvarado: "Effccts of coating and Encapsulation of crystallinc Amino Acids on Lcaching in Larval fccds" Aquaculturc. 122. 335-346 (1994)

  • [文献書誌] Julio Lopcz-Alvarado: "Effcct of Dictary Lcvcls on Growth of Rcd Sca Brcam Larvac Fcd Dicts Supplcmcnted with Crvstallinc Amino Acids" Fishcrics scicncc. 60. 435-439 (1994)

  • [文献書誌] Akio Kanazawa: "Lipid Nutrition of the Spiny Lobster Panulirus japonicus(Dccapoda,Palinuridac):A Review" Crustaccana. 67. 226-232 (1994)

  • [文献書誌] Masahiro Hayashi: "Effect of Shifting pH in the Stationary Phase of Growth on the Chemical Composition of Euglena gracilis" Biosci.Biotech.Biochem.58. 1964-1967 (1994)

  • [文献書誌] 林 雅弘: "水産分野におけるEuglcnaの産業利用" 細胞. 26. 398-401 (1994)

  • [文献書誌] 韓 慶男: "飼料タンパク質含量がコチの成長、飼料効率および体成分に与える影響" 九州大学農学部学芸雑誌. 49. (1995)

  • [文献書誌] Akio Kanazawa: "Spiny Lobster Managcment" Fishing News Books, 550 (1994)

  • [文献書誌] 金沢昭夫: "現代の水産学" 恒星社厚生閣, 407 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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