研究課題/領域番号 |
05306004
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
示村 悦二郎 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (80063585)
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研究分担者 |
矢野 眞和 東京工業大学, 工学部, 教授 (30016521)
中西 又三 中央大学, 法学部, 教授 (70055218)
舘 昭 学位授与機構, 審査研究部, 教授 (50116282)
清水 一彦 筑波大学, 教育学系, 助教授 (20167448)
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キーワード | 大学改革 / カリキュラム改革 / 自己点検・評価 / 大学の教育理念・目的 / 大学設置基準 / 大学審議会答申 / アンケート調査 |
研究概要 |
平成3年6月に改正された大学設置基準は、各大学がその教育理念・目的に基づいて個性豊かな教育を自由に展開していくことを可能にするとともに、その教育研究活動を自らの手で点検・評価することを求めている。本研究は、大学設置基準の改正に伴う各大学のカリキュラム改革や自己点検・評価の状況など大学改革の実施状況について調査研究するものである。 本年度は、平成6年度に実施したわが国の全大学、学部を対象とするアンケート調査の集計・分析を進め、その結果のとりまとめを行った。 具体的には分析・検討作業を担当する研究分担者ごとに随意クロス集計を行うなど、アンケート調査結果の集計作業をさらに進めた。これら集計結果をもとに、学生の受け入れに関する改革、教育課程の改革、研究条件の改革、生涯学習、学生生活への配慮、自己点検・評価といった項目ごとに分析・検討を行った結果、とりわけ一般教育的教育をはじめとする教育課程の改革が進んでいること、また、自己点検・評価については、その組織体制が整い、実施に積極的な姿勢を見せてはいるもの、その結果の公表についてはどちらかといえば消極的であること、など、改革の進捗状況が明らかになった。これらをとりまとめ、特に各大学の改革推進のための参考となるような示唆を含むべく報告書作成を進み、これを完成させた。
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