研究課題/領域番号 |
05306019
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
井上 和子 神田外語大学, 外国語学部, 学長 (10052193)
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研究分担者 |
山本 慶裕 国立教育研究所, 生涯学習研究部, 主任研究官 (50135646)
牧野 カツコ お茶の水大学, 生活科学部, 助教授 (70008035)
倉内 史郎 東洋大学, 文学部, 教授 (30057947)
原岡 笙子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (30129887)
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キーワード | 民間外国語教育施設の在り方 / 外国語学習ニーズ / ガイドライン(自主ルール) / 民間外国語教育施設の実態 / 全国外国語教育振興協会 |
研究概要 |
生涯学習社会における民間外国語教育施設の在り方に関する調査研究も最終年度を迎え、今までに実施した「外国語教育施設実態調査」及び「外国語学習に関するニーズ調査」の分析結果にもとづいて、問題点をより鮮明にするためにヒヤリング調査を実施した。 ヒヤリング調査にあたって、最も重要な質問項目の設定にかなりの時間を要した。 下記の内容で平成7年6月〜9月に実施し(1)ヒヤリング内容・・・学校の沿革・教育方針・特色、受講生の特色、学習目的の変化、教員の採用方法、採用基準、研修方法、教員の評価、カリキュラム編成、カリキュラムの特色、クラス(レベル)編成及び学生相談、学習成果の評価方法、地方自治体や企業との連携について、経営者の現在の課題及び将来の展望。(2)ヒヤリング対象者・・・施設経営者又は責任者、教育担当責任者。(3)方法・・・研究委員1名と必要ならばアシスタントとして外国語学部の大学院生1名。(4)対象施設・・・株式会社、個人、学校法人の12施設。(5)地域・・・北海道1、仙台1、東京3、名古屋1、大阪1、中国1、四国1、九州1。 ヒヤリング内容については、「外国語学校ヒヤリング調査表」に個々の学校と面接記録、面接者による座談会記録を資料として添付した。 学習ニーズに対応するカリキュラム、教育方法、学習成果の評価、教材の開発、どれを取り上げても民間教育施設・個々の学校の独自制にまかされているのが現状であり、逆にそれを統一した規格にすることが英会話学校の発展につながるかどうか議論の必要があるとは思えるが、全国外国語教育振興会の加盟校としての英検やTOEICに代わる学習成果の評価テストが開発されれば生涯学習社会における民間外国語教育施設の望ましい発展につながるのではと思える。この報告書にもとづき民間の外国語教育施設の健全な発展が促進される事を期待し、課題研究の完結とする。
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