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1993 年度 実績報告書

日中王陵成立過程の考古学的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 05351004
研究機関大手前女子大学

研究代表者

秋山 進午  大手前女子大学, 文学部, 教授 (00126484)

研究分担者 大貫 静夫  東京大学, 文学部, 助手 (70169184)
宮本 一夫  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (60174207)
岡村 秀典  九州大学, 文学部, 助教授 (20183246)
前園 実知雄  奈良県立橿原考古学研究所, 資料室長 (00250358)
菅谷 文則  なら, シルクロード学研究センター, 研究主幹 (70250355)
キーワード考古学的比較研究 / 王陵の成立過程 / 考古測量調査
研究概要

本研究は当初申請のとおり、今後実施を計画中の中国との国際共同研究の準備を行なうものである。本年度の研究実施計画に基づき、以下の如く研究を行なった。
中国側との事前交渉=現在、省内に趙・中山・燕の戦国三王陵区をもつ河北省との間で、共同研究の交渉が成立し、河北省側から中国国家文物局への内諾も得られ、何時でも共同調査が可能な状況となっている。その他、三東省はじめ各省とは交渉を継続中である。
調査技術の開発=中国戦国王陵の規模は実に雄大である。趙王陵を例としても陵園の規模は一辺が500mをこえる巨大さである。しかし既に事前折衝で、中国での航空測量は膨大な経費が要求されそうである。これが為、人工衛星による写真測量法を研究開発するべく調査研究を行ない、基礎作業となるT.P.C(人工衛星による50万分の1地図)を購入し今後に備えた。同時に敏捷に測量の行なえる測量機器を購入し調査に備えた。
研究資料の収集と整備=研究の基礎資料や既往の写真資料等の研究資料を、整理補助員の助力を得ながら整理し、今後の研究の展開に備えた。
日中王陵の比較研究=日本側の王陵研究資料の蓄積に対し、比較すべき中国王陵の学術資料は、対象の巨大さが災いし、なお希薄である。今回の海外調査準備のための研究によって、一応の調査準備を整えることが出来た。今後、早急に海外調査を実施し、それをもとに本格的な研究に邁進したいと考える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 秋山 進午: "東北アジア文明の源流をたずねて-平成4年度国際共同研究報告-" 大手前女子大学論集. 第27号. 109-130 (1993)

  • [文献書誌] 岡村 秀典: "中国新石器時代の戦争" 古文化談叢. 第30集(下). 1245-1259 (1993)

  • [文献書誌] 宮本 一夫: "田斉の分物とその考古学復元" 「史記」「漢書」の再検討と古代社会の地域的研究. 11-36 (1994)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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