研究課題/領域番号 |
05351011
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
岩崎 宏之 筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (50087904)
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研究分担者 |
中野目 徹 筑波大学, 歴史・人類学系, 講師 (70241750)
石田 晴久 東京大学, 大型計算機センター, 教授 (70017317)
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (50066411)
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キーワード | 琉球史 / 沖縄 / 歴史情報 |
研究概要 |
本総合研究(B)は、平成6年度から開始される重点領域研究「沖縄の歴史情報研究」の準備を進めることを主たる研究課題とするものである。重点領域研究「沖縄の歴史情報研究」は、平成6年度から9年度までの4年間を研究期間として進められる。この研究は、情報科学の成果を援用して、琉球・沖縄の政治・社会・文化ならびに環東シナ海世界の地域間交流に関する実証的歴史研究を行なうことを目的とするもので、琉球・沖縄の歴史に関する各種の歴史情報を包括的に調査収集し、関係史料の情報化と集積を進めることを主なる内容とする。平成5年度の本総合研究(B)にあっては、この重点領域研究を進めるについて総括班ならびに8班からなる計画研究班との連絡調整を緊密にして着手についての準備を行い、また公募研究の募集に関しても研究課題・研究方法についての各種情報の公開・周知のための広報活動などにつとめることにした。具体的には研究領域全体にわたる研究内容の方向性を定め、研究全体の推進・総括を行なうとともに、計画研究・公募研究の各研究班ならびに本総括班のもとに組織された「研究支援応用情報システム」の各研究グループとの連絡調整を進めた。平成6年1月23日には沖縄国際大学を会場としてシンポジウムを開催、関係者多数の出席を得て「沖縄の歴史情報研究はいかにあるべきか」について討論した。またニューズレターを2号(第1号:平成5年9月15日、第2号:平成6年1月10日)発行し、関係者に配付した。また本総合研究(B)の研究代表者の岩崎が担う計画研究「琉球・沖縄の歴史的文物の情報化」は、本重点領域研究参加の各研究班が収集した各種資料をもとに、各種の情報機器類を駆使して琉球・沖縄史関係基本史料の画像データベースを作成する研究班であるが、その準備のためにワークステーションシステムやパーソナルコンピュータ、イメージネットワークシステム(富士写真フィルム社製FDIP6200の使用を予定)、マイクロフィルム撮影機など器材類の調査・検討を行った。
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