研究課題/領域番号 |
05352013
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平 啓介 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50013579)
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研究分担者 |
川辺 正樹 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40143549)
杉ノ原 伸夫 東京大学, 気候センター, 教授 (50090519)
永田 豊 東京大学, 理学部, 教授 (80011493)
鳥羽 良明 東北大学, 理学部, 教授 (50025277)
浅井 冨雄 広島大学, 総合科学部, 教授 (80025288)
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キーワード | 世界海洋観測システム(GOOS) / 国際協同研究計画(GOOS) / 北太平洋の海洋循環 / 衛星海洋観測 / 海洋の質量・熱輸送 / 海洋変動予測 / 気候変動 / 海の健康 |
研究概要 |
本研究は平成5年度から5年計画で発足した海洋観測国際協同研究計画(GOOS)の研究連絡を目的とする。21世紀に向けて人類の抱える諸問題、気候変動、人口増大に伴う食糧資源、沿岸部への人口集中に伴う沿岸域管理を解決するために、長期にわたる定常的な全球の海洋観測とそのデータを活用することが必要である。ユネスコ政府間海洋学委員会(Unesco/IOC)は2007年の本格稼働を目標とする世界海洋観測システムの構築を推進している。これに応えて、海洋のどこで、何を、どのように観測することが最も有効であるかを明かにし、国際共同により全球的に実施できるようにすることが、本国際協同研究計画の目的である。北太平洋の海洋循環の質量輸送と熱輸送の評価、人工衛生データ利用による海洋情報抽出、数値シミュレーションによる海洋予報、炭素循環の解明のための化学分析法の確立、音響的手法による海流と生物量の航走観測法など新しい手法の確立、の5つの課題で構成されている。 平成5年4月に日本海洋学会春季大会のシンポジウムで本国際協同研究計画の目的と実施体制について広報した。北太平洋の海洋循環の質量輸送と熱輸送をはじめ、係留観測やCTD観測など船舶観測を行う。可能な限り時空間的に密な海洋観測が成果を高めるので、官庁船の運行日程に基づいて協力体制を連絡調整した。本年度発足の3課題について個別に研究連絡を行い、10月の学会時に全体の打ち合わせ会を開催した。平成6年1月に東京大学海洋研究所においてシンポジウムを開催して本年度の成果を公表し、各課題の協力について討議し、連絡調整のために打ち合わせ会を開催した。研究成果をニュースレターにまとめ、関係機関ならびに個人に配布した。国際的には政府間海洋学委員会総会、同GOOS委員会、国際シンポジウム、西太平洋地域委員会研究プログラム等により我が国の取り組みを紹介し、共同研究の実施を呼びかけた。
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