研究課題/領域番号 |
05353001
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
半田 暢彦 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (00022559)
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研究分担者 |
川辺 正樹 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40143549)
角皆 静夫 北海道大学, 水産学部, 教授 (00001587)
小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
大田 啓一 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (80022250)
田中 浩 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (00115594)
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キーワード | 温室効果気体 / 二酸化炭素 / 地球環境 / 海洋有光層 / 大気微量気体成分 / 植物プランクトン / 動物プランクトン |
研究概要 |
本研究は、重点領域研究の申請準備のため計画されたものである。 大気中の微量気体成分は、地球長波放射を吸収し、電磁波を放射して周囲の大気を暖める効果(温室効果)を持つ物質、雲の形成に関わる物質およびオゾンの生成消滅の関わる物質などがある。これらの物質は、動植物プランクトンに依って、海洋表層で形成されると共に、二酸化炭素の様に吸収、放出過程を通して、大気海洋間を移動する物質もある。この様に、海洋表層、特に有光層は温室効果を持つ微量気体成分の生成、吸収、放出を通して地球を取り巻く大気環境に大きな影響を与えている。 本研究は、地球環境の変動に対する有光層を中心とする海洋表層の関わりを把握することを目的として、大気、海洋に関わる物理学、化学及び生物学の研究分野から約30名の研究者が名古屋大学に集まり、研究主題に関する現状の分析、研究課題の抽出、研究のサイズ、実行の可能性などを探った。その後、各研究分野の代表者が集まり、抽出された研究課題の整理と統合、研究海域の設定、実行可能な航海計画などを、綿密に検討し、最終的に、本研究計画を重点領域研究に発展させることに決定した。 本研究で検討した研究内容は、科学研究費補助金重点領域研究「海洋有光層-その地球環境変動とのかかわり」として平成7年度発足の重点領域研究として申請した。
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