研究課題/領域番号 |
05401011
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
増谷 英樹 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50083225)
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研究分担者 |
金七 紀男 東京外国語大学, 外国語学部 (00107830)
上村 忠男 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70107829)
渡辺 雅司 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90133214)
岡田 進 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60014445)
山之内 靖 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60014429)
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キーワード | ヨーロッパ / ヨーロッパ近代 / 国民国家 / ロシア経済改革 / イベリスモ / 国境 / ユダヤ問題 / 新キリスト教徒 |
研究概要 |
本共同研究の最終年度となった1995(平成7)年度には、これまでの2年間に蓄積してきた成果を総括するため、二回の研究合宿を開いて各研究分担者の個別報告をめぐって討論を重ねた。 第一回研究合宿(7月16日〜18日) テーマ「研究報告書作成に向けて(1)」 増谷英樹「ヨーロッパ時代の『ユダヤ問題』」 金七紀男「近世アムステルダムの新キリスト教徒」 立石博高「19世紀スペインのイベリスモの諸相」 上村忠男「同一性への欲望と『外部』の思考」 岡田 進「ロシアの経済改革と世界経済への統合」 鈴木 茂「理想の『ヨーロッパ』と現実の『アメリカ』」 八尾師誠「国民国家イランの形成における『国境線』の意味」 第二回研究合宿(1月7日〜9日) テーマ「報告書原稿の最終検討」 各報告書の最終報告と原稿提出 研究の成果は報告書の形に纏められている。本研究の当初の目標は、「ヨーロッパ」概念の変化を現実の中で捉え直すとともに、その本来の意味を理解するためにも歴史的に振り返って見ることにあった。思想史的・歴史的側面については、大きな収穫を得ることができたと思われるが、現状分析の側面については、現実自体の方向性がいまだ流動的であることも相俟って、必ずしも全面的な究明までには至らなかった。今後の課題としたい。
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