研究課題/領域番号 |
05401017
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
植松 秀雄 岡山大学, 法学部, 教授 (60032702)
|
研究分担者 |
吉原 達也 広島大学, 法学部, 教授 (80127737)
加藤 浩 岡山大学, 文学部, 助教授 (00204488)
守屋 明 岡山大学, 法学部, 教授 (30127592)
西村 稔 岡山大学, 法学部, 教授 (40127577)
江口 三角 岡山大学, 法学部, 教授 (10036113)
|
キーワード | レトリック / 教養 / 教育 / 弁論 / 弁証 / 法律家 / アリストテレス / キケロ |
研究概要 |
1.今年(平成6年)度は、前年度に得られた西欧レトリックの基本像を手懸かりに分担者各自の専門分野でのレトリック理論の応用が試みられた。その成果は著書1、論文6篇として発表される。 2.また、研究会に学外から招聘した講師のうちEric Hilgendorf(チュウビンゲン大学法学部)の報告『レトリックは法思考に何をしうるか』および野家啓一(東北大学文学部)の報告『レトリックと科学』は、学問論上の今日的関心に照らして発表が特に急がれると思われるため、研究年度終了時に予定している研究成果全体の纏めをまたずに発表されることになっている。 3.個々の研究成果に劣らず強調したいことは、研究会への常時参加者数が前年度に比べて飛躍的に拡大し、当研究会がわが国唯一のレトリック研究のフォラムになりつつあることである。岡山大学の他学部(文学部、教育学部)、近隣の広島大学および島根大学からの参加者はもちろんのことだとしても、近畿圏の京都大学や関西大学、さらに遠くは東京の早稲田大学と國學院大学からも参加者を得ていることは、この点を如実に物語っている。また、岡山弁護士会の弁護士の参加はレトリック理論と法実務との交流に道を開くものとして特に注目してよいことである。
|