研究課題/領域番号 |
05401018
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
坂本 重雄 静岡大学, 人文学部, 教授 (10021825)
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研究分担者 |
小川 裕子 静岡大学, 教育学部, 助教授 (20136154)
小沢 隆一 静岡大学, 人文学部, 助教授 (60224226)
穴見 明 静岡大学, 人文学部, 教授 (70144102)
三富 紀敬 静岡大学, 人文学部, 教授 (80135227)
山脇 貞司 静岡大学, 人文学部, 教授 (10036006)
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キーワード | 新ゴールドプラン / 高齢者介護 / 老人医療 / 老人保健法 / 高齢者福祉 / 公的介護保険 / 地方分権 / 在宅福祉サービス |
研究概要 |
1 本年度は共同研究者がそれぞれのテーマに基づいてまとめる段階であることもあって、当初の全員による共同調査(EX.天竜市・天竜厚生会)を静岡県庁・静岡市・同社会福祉協議会・学区保健福祉協議会等の比較的近い所に設定することにし、各共同研究者のまとめに必要な個別調査に重点を移した。静岡県を中心に東海地方の保健・福祉活動及びその施策の分析を進めるために、比較的取り組みが進んでいる東京・京都・大阪等、逆に取り組みが遅れている札幌にみ足を運び、本共同研究のリーダー達による補充的な資料収集・聞き取り調査を実施した。その結果、ホームヘルパーやデイサービスの利用実態に代表されるように静岡県の施策の遅れが明かとなった。しかし、静岡県内の保健・福祉活動は様々な形で行われており、静岡県及び静岡市の社会福祉協議会・静岡市南部学区保健福祉協議会での聞き取り調査が教えるところである。しかし、自治体の姿勢に積極さがまだまだ保健福祉施策が進んでいる自治体と比較して不足していることを感じた。 2 共同研究の成果を世に問うべく、月例研究会にて各自のまとめの報告をしてもらうと共に、7月・8月に合宿を行い全体の調整をし、他方で静岡県保険医協会医師に在宅医療の聞き取り調査をした。その他、各自の調査では、複数の老人福祉センターでの老人の記憶と環境の関わりの心理学調査、静岡県大須賀町における寝たきり老人悉皆調査、訪問看護ステーションや特別養護老人ホームでの経費調査などを行った。 3 以上の共同研究の成果は、研究報告書に示すところであるが、坂本重雄・山脇貞司編著『高齢者介護の政策課題』(勁草書房1996年3月)として出版される。
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