研究分担者 |
麻生 誠 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00014689)
山田 文康 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (40158217)
池田 輝政 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (90117060)
柳井 晴夫 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (60010055)
岩坪 秀一 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20141997)
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研究概要 |
本年度は,共通1次高得点者(昭和54年度〜平成元年度共通1次合計点上位100番以内の現役合格者)に対する追跡調のための準備として,調査対象者の現職・現住所等のデータ整備,及びアンケート調査のための項目作成を行った。以下に,本年度の活動内容の概要を述べる。 (1)調査対象者に関するデータ整備 共通1次高得点者が合格・入学した複数の大学に対して,学内成績,現住所,職業等に関する情報提供を依頼し,最終的には,京都大学,大阪大学等から合計300名程度についての情報提供を得た。これらの資料については,調査対象者の抜き出し,データ入力・修正作業が完了しており,直ちに調査に取りかかれる段階にある。 また,学内成績の分析からは,共通1次高得点者は大学教育においても極めて高い成績をあげる傾向があることが明らかとなった。但し,高得点者の大学における学習・研究の実態の把握という意味では,優良可で与えられる成績では不十分であり,次年度さらに,指導教官等に対する訪問調査を実施する必要がある。 (2)追跡アンケート調査項目の作成 高得点者に対して,才能に対する自己評価,能力開発の方法・条件に対する考え方,現在の仕事・地位への満足度,共通1次試験に対する評価を問うためのアンケート項目を作成した。また,項目作成のための資料収集の一貫として,入手した住所録に基づいて数名の調査対象者に対して訪問面接調査を実施し,さらに,諸外国における英才教育の歴史・実態についても検討を加えた。 (3)高校訪問調査の実施 昨年度に引き続き,数校の高等学校に対して訪問調査を実施した。 次年度は,作成されたアンケート調査票を用いた調査,高得点者本人に対するヒアリング調査等を実施して最終的なまとめを行う予定である。
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