研究課題/領域番号 |
05402008
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長澤 信方 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50004437)
|
研究分担者 |
伊藤 正 東北大学, 工学部, 教授 (60004503)
蓮尾 昌裕 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40218433)
|
キーワード | 半導体 / 励起子 / 励起子分子 / ボーズ凝縮 / 位相共役波 / 非線形光学 / 光学的非線形性 |
研究概要 |
半導体結晶中の電子的素励起である励起子や励起子分子は、近似的にボーズ粒子と見做される。レーザー光の様な光子密度の高い光で結晶を励起してこれらの粒子を高密度に作ると、ある密度でボーズ凝縮が起こると言われている。本研究の目的はこの解釈の妥当性を実験的に吟味することである。初年度の研究実績は次のとおりである。 1)これまでの成果をボーズ凝縮に関する国際研究集会及び関連する国際学会で発表し、この分野の専門家との意見の交換を通じて、明確な実験方針を確認した。 2)当初予定していたレーザーの電極の取り替えを行なうことなく、光学信号のS/N比の改善のできる方法を開発した。 3)光学部品の更新や定常励起用のレーザー光源を整備し、かつ、長時間の実験に耐えられるレーザー光の安定性を確保するためにレーザー防塵装置を購入し、より精度良く励起子分子の密度を制御しつつ、実験を続けている。
|