研究課題/領域番号 |
05402017
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
嶋田 純 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (80206169)
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研究分担者 |
島野 安雄 宇都宮文星短期大学, 文化学科, 助教授 (90154278)
田瀬 則雄 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (40133011)
田中 正 筑波大学, 地球科学系, 助教授 (50015880)
榧根 勇 筑波大学, 地球科学系, 教授 (10015539)
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キーワード | 今市扇状地 / 地下水 / 環境同位体 / 地下水温 / シミュレーション / 地下水ポテンシャル / 広域地下水流動 / 岩盤内地下水 |
研究概要 |
1)昨年度掘削した2本のボーリング孔の岩盤部における優勢な地下水存在箇所である割れ目の卓越するゾーンを選定し、豊水期の95年8月及び渇水期の96年3月に地下水のポテンシャル測定、地下水温プロファイルの測定および一般水質および環境同位体分析の為の採水を実施した。 2)掘削の完了したボーリング孔の深度別の地下水ポテンシャルの長期的変動状況を把握するためのトリプルパッカー式の地下水圧モニタリング装置を設計・製作し95年4月に設置を完了し、継続的な水圧測定を開始した。 3)上記の採水時には、日本原子力研究所および電力中央研究所との共同研究の一環として上記のボーリング孔で採水した深部地下水について、炭素14およびトリチウム・ヘリウム法による地下水の年代測定を実施した。 4)これまでに得られた成果を基に、日本水文学会の学術大会で研究成果を口頭発表すると共に、日本地理学会の地理学評論に論文として投稿した。 5)これまでの成果をとりまとめて、岩盤内の地下水の実態把握とそれが扇状地礫層中の地下水に与える影響を定量的に評価し、研究成果報告書としてまとめた。
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