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1993 年度 実績報告書

球状トカマクによるプラズマ閉じ込めの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05402066
研究機関東京大学

研究代表者

遠山 濶志  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50023718)

研究分担者 吉田 善章  東京大学, 工学部, 助教授 (80182765)
小川 雄一  東京大学, 工学部, 助教授 (90144170)
井上 信幸  東京大学, 工学部, 教授 (60023719)
篠原 俊二郎  九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (10134446)
キーワードトカマク / プラズマ閉じ込め
研究概要

主半径51cm、プラズマ半径40cm、アスペクト比1.275、縦長比2.0の極低アスペクト比の非円形断面・球状トカマクREPUTE-1Pを建設する。真空容器を厚さ2.0cmのアルミ合金で作り、シェル及びトロイダルコイルを兼ねさせる。通常のトロイダルコイルが無いため、計測器のアクセスは大変良い。真空容器を上下に2分割し、真空容器内への計測器取り付けを容易にする。既存の電源を使い、極低アスペクト比・球状トカマクのプラズマ形成の基礎実験を行う。
最重点課題は、このような極低アスペクト比トカマクに十分プラズマ電流を流し、安定なプラズマ生成を行い、その電磁流体不安定性を調べることにある。補助的には、オーミックコイルを置くが、helicity injection、Lower Hybrid、電子サクロトロン共鳴などによる高周波電流駆動、中性粒子ビーム入射電流駆動を考える。
以上の計画で極低アスペクト比トカマクの詳細設計に移ったところ、当初の2.0cmのアルミ合金の真空容器を作り、シェル及びトロイダルコイルを兼ねさせるMST型は装置の組み上げに難点があることが判明した。設計変更をし、トーラス型でなく円柱状の真空容器をつくり、トロイダルコイルの中心部を真空容器内に貫く方式に変更した。この設計変更のため、約2ヶ月計画は遅れたが、当初計画より素晴らしい、真空容器が完成し、到達真空度も十分低い領域が確保できた。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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