• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

超高精度熱量測定による配向分子集合体の混和性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05403014
研究機関九州大学

研究代表者

本村 欣士  九州大学, 理学部, 教授 (00037186)

研究分担者 池田 宜弘  九州大学, 理学部, 助手 (30211030)
荒殿 誠  九州大学, 理学部, 助教授 (20175970)
キーワード配向分子集合体 / 超高精度熱量計 / 混合熱 / ミセル
研究概要

購入したサーマルアクティビィティモニターは、超高感度のために僅かな実験条件の違い等に大きく影響され、ノイズの除去やブランクテストの必要性など高レベルの実験技術が要求された。このモニターの超高精度機能を十分に引き出すために、測定用滴定セルの装着、取り外し、回転攪拌などの操作技術の熟知と会得、回転攪拌プロペラの装着、シリンジポンプの取付けと注入容量調節方法の検討、測定時及び測定解析時に利用されるプログラムの内容、静的及び動的キャリブレーションおよびフィルター解析ソフトの妥当性の検討等を行なった。次に熱測定の実験系として良く研究されている水/エタノール系の混合熱を25℃においてエタノールの組成の関数として測定した。これにより混合熱測定に関しては十分な精度があることを確認された。更に、表面張力の温度依存性の実験と熱力学的解析によりミセル形成熟が計算されている水-非イオン性界面活性剤系あるいは水-臭化ドデシルトリメチルアンモニウム系の混合熱を測定した。後者の系について25℃における配向分子集合体の一つであるミセル形成のエンタルピーは負であることが示された。

URL: 

公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi