研究課題/領域番号 |
05404029
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
吉田 豊 弘前大学, 医学部, 教授 (80003375)
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研究分担者 |
伊東 重豪 弘前大学, 医学部附属病院, 医員
芳賀 陽一 弘前大学, 医学部, 助手 (20261448)
村田 有志 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (70174307)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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キーワード | Crohn病 / 腸管特異蛋白 / cDNAクローニング / PCR / Mycobacteria / 麻疹ウイルス / 真菌 / Mycobacterium paratuberculosis |
研究概要 |
1.Crohn病(CD)腸管特異蛋白cDNA、ゲノムDNAのクローニング:CD腸管から抽出したRNAよりmRNAを溶出し、逆転写酵素にてcDNAを合成した。Dasらの方法に準じ粗蛋白を精製したが、ウエスタンブロットによる検索では粗蛋白がCD腸管に特異的ではないと判明し、スクリーニングに用いることは不可能であった。そのため健常腸管から抽出したmRNAに前述のcDNAをアニールさせ、ハイブリダイズしなかったcDNAを抽出(サブトラクション)した。このプローブを用いてライブラリーをスクリーニングし、塩基配列の決定を行っているが、特異的なクローンは得られていない。そのためarbitrarily primed PCR法を用いたクローニングを開始したが、現在まで特異的cDNAのクローンは得られていない。 2.CD腸管におけるmycobacteria、真菌及びウイルスの検出とその特異性の検討:CD、潰瘍性大腸炎(UC)、対照の手術腸管組織からDNA及びRNAを抽出した。M.paratuberculosis(M.PTB)に特異的なプライマーを作成しnested PCRを行ったがアガロース電気泳動では特異的な産物は得られず、さらにドット及びサザンブロッティングを追加して感度、特異度を高めたが特異的産物は得られず、M.PTBのCDへの関与は否定的と思われた。またCDにおける食餌抗原としての真菌類の関与を検討するため、Mucor racemosus,Saccharomyces cerevisiae,Candida albicansなどの真菌を認識するプライマーを作成しnested PCRを行ったが、いずれも検出率は対照と差がなく、当施設で以前報告した血清抗体価の成績と合わせ二次的な関与が示唆された。また麻疹、ムンプス、風疹ウイルスを認識するプライマーを作成しnested RT-PCR及びサザンブロッティングで検討したが、いずれのウイルスにも特異的な産物は得られず、病因としての関与は否定的と考えられた。
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