研究概要 |
前年度に作成した,磁気測定系に干渉しない,聴覚,体性感覚刺激装置を用い,これらによる反復刺激に対して大脳に発生する磁界を測定した。これらの検討により最適の刺激条件およびデータ採取条件をほぼ決定することができた。 本年度は健常者を対象として,特に体性感覚野の機能局在と情報処理機構について多数例について検討を行い,磁気共鳴画像(MRI)上に表示する方式を開発中である。 現在,採取したデータをもとに,脳内マッピング法により機能局在を統計的に解析している。健常者のデータ解析と神経内科症例のデータの比較検討に今少しの時日を要するが,今夏には最終的な分析を終了できる見込みである。
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