• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

パーリ大蔵経のデータベース化による文献学的研究-自動読み取りシステムを用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 05451007
研究機関神戸学院大学

研究代表者

中谷 英明  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (20140395)

研究分担者 江島 恵教  東京大学, 文学部, 教授 (70115103)
キーワードパーリ聖典 / パーリ語 / データベース / OCR入力 / サンスクリット語 / 韻律分析 / 音韻分析プログラム / 原始仏典
研究概要

1.データベースの作成
研究代表者と分担者は、Association for Pali Text Inputting(=APTI,代表江島恵教(本研究分担者))の活動を通じて、OCR(自動読みとり装置)によるデータの入力と、その分担校正の作業を続けている。本年度入力されたテキストは以下の通り:
1.Suttanip〓ta,2.Dhammapada,3.Visuddhimagga,4.Itivuttaka,5.Nettipakarana,6.Vinaya,7.Abhisamay〓la〓k〓r〓lok〓‐praj〓〓p〓ramit〓vy〓khy〓.
このうち、1.2.3.は2次校正まで終了。他は校正中である。
2.サンスクリットデータ処理システムの構築
パーリの処理システムは研究代表者が既にほぼ完成したのであるが、サンスクリット本のOCRデータの処理については今回、Abhisamay〓la〓k〓r〓lok〓‐praj〓〓p〓ramit〓vy〓khy〓(=APV)の入力を機に作成することにした。8割がたの完成を見ている。
3.データを用いての研究
研究代表者はSuttanipataとDhammapadaのデータベースを用い、その語彙、語形、音韻、韻律に関する研究を遂行中であり、その中間発表を行った(1994年1月7日、愛知学院大学)。
4.韻律分析プログラムの開発
研究代表者は既に国立民族学博物館において、サンクリット、パーリの韻律分析プログラムを開発したのであるが、このプログラムは大変よくできてはいるが、処理速度の遅さが欠点であった。そこでパーソナルコンピュータ上で機能し、処理速度も100倍程度早いプログラムを高島淳助教授(東京外国語大学)の協力によって開発中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideaki:NAKATANi: "Metre and Euphony(Sandhi)in the Nilamata‐Purana" Nilamata Studies. (印刷中).

URL: 

公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi