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1993 年度 実績報告書

数量化と比較研究の方法による西日本の新宗教運動の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05451008
研究機関九州大学

研究代表者

坂井 信生  九州大学, 文学部, 教授 (90067794)

研究分担者 高野 誠司  九州大学, 文学部, 助手 (70243863)
清水 展  九州大学, 教養部, 助教授 (70126085)
竹沢 尚一郎  九州大学, 文学部, 助教授 (10183063)
キーワード新宗教教団 / 共同体
研究概要

本研究の目的はそのタイトルにも示されている通り、これまで各研究機関で行なわれてきたような個別的な教団調査ではなく、「数量化」と「比較研究」を旨とし、調査表を用いて多数の信者の新宗教に対する関わり方について、教団間に共通する傾向あるいは相違する傾向を具体的数値として明らかにし、そこから高度資本主義社会における現代の宗教運動の特徴を包括的に把握することが目的であった。この点に関して、西日本各地の、現代社会に特徴的な新宗教教団の本部及び支部を、教官と学生がそれぞれの分担をもって直接に訪れ、聞き取り調査とを行なってその教団の歴史・教義・儀礼・世界観等についてできるだけ詳細な理解を得るとともに、各教団の発行する各種印刷資料・映像資料あるいは外部の研究者や観察者の手になる資料を入手し、分析を進める一方、調査表を用いてのアンケート調査も行なった。対象とした教団は具体的にはオウム真理教、イエスの方舟、崇教真光、天照皇大神宮教、幸福の科学、そして友愛グループ・女神の海、等である。これらの新宗教教団に関して、「数量化」の面での分析は調査表の結果を目下鋭意進行中である。また、「比較研究」の点においては、いわゆる一般社会にかたくなに背を向けることで自らを維持しているような教団や、既成のメディアネットワークに乗ることで、新たな共同体の形態を模索しつつある教団など、多様な形態が明らかにされた。このうち、イエスの方舟、オウム真理教、天照皇大神宮教の三教団については今年度中に報告書が出るはずである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 竹沢 尚一郎: "共同体の形成とカリスマの継承-天照皇大神宮教" 西日本の新宗教運動の比較研究 1. 1(印刷中). (1994)

  • [文献書誌] 萩原 修子: "「イエスの方舟」の凝集力-「語り」による分析" 西日本の新宗教運動の比較研究 1. 1(印刷中). (1994)

  • [文献書誌] 深水 顕真: "布教形態の特性に見るオウム真理教の教義と概要" 西日本の新宗教運動の比較研究 1. 1(印刷中). (1994)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2013-11-15  

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