• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

地域情報化の論理と現実

研究課題

研究課題/領域番号 05451030
研究機関東北大学

研究代表者

船津 衛  東北大学, 文学部, 教授 (90047184)

研究分担者 永野 由紀子  東北大学, 文学部, 助手 (30237549)
佐藤 勉  東北大学, 文学部, 教授 (10004037)
キーワード地域情報化 / 地域情報 / 地域メディア / CATV
研究概要

1.函館、八戸、鹿角、米沢、東京、伊賀上野の各自治体において、地域情報化政策の現状と課題について資料収集、聞き取り調査を行ない、多くの自治体において政策の見直しが進められていることを知った。また、八戸、米沢、東京、三島、沼津、伊賀上野のCATV事業者に対してCATVの現状と課題について聞き取り調査を行ない、きびしい経営のなかでユニークな試みがなされ、CATVの将来にいくぶん明るい側面が生まれつつあることを知った。
2.伊賀上野の地域住民に対して、地域情報に関してアンケート調査を行ない、上野市民の地域情報接触の要求はマス・メディアに対して強く求め、上野CATVに対しても身近情報、地域情報の提供を強く求めているが、他面、CATVとの接触はそれほど多くなく、その問題点として「番組内容」を多くの人が上げていることを知った。そして、上野CATVの今後の方向として地域情報や身近な情報の提供を望むものが多く、多目的や専門チャネルを望むものは多くないことが知らされた。
4.また全国のニューメディア・コミュニテイ指定都市に対して、地域情報化政策の現状と課題についてアンケート調査を行ない、各自治体において地域情報化の推進は「コスト高」、「関心や意識の低さ」、「ニーズのあいまいさ」などにより、かならずしもスムースな展開がなされておらず、今後のあり方に戸惑いがあり、明確な方向づけがなされないが、しかし、全体としては「地域生活の情報化」に向かっていることが知らされた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 船津衛: "地域情報化の論理と現実" 船津衛, 183 (1994)

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi