研究課題/領域番号 |
05451045
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浦野 東洋一 東京大学, 教育学部, 教授 (70002467)
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研究分担者 |
佐藤 修司 東京大学, 教育学部, 助手 (70225944)
小川 正人 東京大学, 教育学部, 助教授 (20177140)
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キーワード | 学校選択 / 学校評価 / 教員評価 / 勤務評定 / 自己評価 / 学校評価基準 / 学校経営 |
研究概要 |
下記の( )内の論文名は、東京大学教育行政学研究室紀要第13号(1994年3月)に掲載予定のものである。 1、英国については1991年通達について分析した(浦野「教員評価制度の研究」)。LEA及び学校から勤務評定の実際についての資料を収集したが、その分析は来年度に行う。 2、米国については、1990年の中等教育諸学校の評価基準を分析した(本多「アメリカ学校評価の評価基準に関する資料」)。 3、日本については、学校評価の先進県とされる北海道について実態調査を行った(小川「北海道における学校評価実践の展開」)。その結果、平成元年学習指導要領の改訂が、学校評価実践の必要性を新たに迫っていることなどがわかった。 4、また、公立学校9校、私立学校2校の生徒に対し、学校選択、評価にかかわるアンケート調査を実施した。私立学校1校を除き(小幡「宗教系私立学校の宗教教育をめぐる実践・学校選択・評価の事例研究」)、調査結果の分析は来年度の課題となる。なお、国立学校2校についても別途アンケート調査を実施しているので、分析時に比較対象の資料として活用する予定である。 5、理論研究については、先行研究の整理検討を中心に作業を進めてきた。その結果、 (1)誰が評価するか(自己評価-他者評価) (2)何を評価するか(学校経営評価-学校教育評価) (3)何のための評価か(改善のための評価-基準にあわせる評価) という理論枠組みが必要であるという見解を得た(勝野「学校評価論の予備的考察」)。
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