研究課題/領域番号 |
05451050
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
田口 則良 広島大学, 学校教育学部, 教授 (40000286)
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研究分担者 |
船津 守久 広島大学, 学校教育学部, 助教授 (40117049)
山梨 正雄 広島大学, 学校教育学部, 教授 (90000281)
藤井 聰尚 広島大学, 学校教育学部, 教授 (50033634)
金田 鈴江 広島大学, 学校教育学部, 教授 (70233856)
長澤 泰子 広島大学, 学校教育学部, 教授 (10000267)
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キーワード | 視覚障害児 / 盲学校 / 弱視学級 / 難聴・言語障害学級 / 通級学級 / 要配慮児童 / 特別な教育的配慮 / 障害児保育 |
研究概要 |
1.視覚障害児が小学校や中学校の通常の学級に在籍して、学習や生活において、どのような実状にあり、またどのような課題を抱えているかについて、調査研究を行った。本年度は、まず小学校に在籍する視覚障害児の実数を把握するために、盲学校と弱視学級を対象にアンケート調査を行った。その結果に基づき、第2段階として、在籍校の一部を訪問して、実状調査を行った。 2.難聴学級および言語障害学級(難・言)における特別な配慮を要する幼児・児童・生徒への対応の実態を把握するため、難・言がある1516校(園)に対してアンケートによる悉皆調査を行った。現在、集計中である。 3.当学部障害児(者)臨床相談室の業務の中から、特別な教育的配慮を要する児童・生徒の障害や状態像、相談内容等について集計・分析し、一部を広島大学学校教育学部教育実践研究指導センター紀要に報告した。 4.小、中学校の児童・生徒の中に、どのような特別な教育的配慮を要する児童・生徒がどの位いるのか、教育現場の実態を把握するため、アンケートを行った。広島市内の小、中学校の中から17校を選び調査用紙を送付したところ、15校から回答が得られた。今後、集計・分析を行い、さらに回答校の中の数校について詳しい調査を行う予定である。 5.特別な教育的配慮を要する子どもの一貫した指導の必要性を認め、保育場面における子どもの数、障害の種類・程度などの実態や保育者が子どもへのかかわりについて、どのようなことで悩み、困難を感じているのか等についてアンケートをもとに調査した。今後、その結果をもとに現場での実践に役立つ示唆を行い、また就学に向けてどのような指導を行えばよいのかを検討していく。
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