研究分担者 |
芝山 明義 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10243742)
岩永 定 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (90160126)
佐古 秀一 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30153969)
田中 祐次 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50020607)
西 睦夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10069768)
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研究概要 |
1.本年度の研究計画に従って、概ね以下のように研究を実施した。 (1)校内研修に関する最近の先行研究の収集・吟味を行い,数名の現職教員から校内研修に関する諸問題について聞き取りを行った。(2)30余の学校の便覧,研究報告書等の資料を収集し,10校程度の個別事例校の選定を行った。(3)年度内には、西日本の小学校7校、中学校3校、教育委員会3カ所を直接訪問し,聞き取り調査,資料収集,研究授業や授業研究会の参観を行った。(4)目下、その際収集したメモによる記録、関係資料、ビデオ録画等を整理している。(5)本年度の校内研修成果の報告書を収集すべく関係校に依頼した。 2.これまでのところ主として以下のような知見が得られた。 (1)校内研修は、厳密には、打ち合わせや報告など実務的に行われる「校内研修」と,統一の研究課題によって全校的に組織的探求的に行われる「校内研究」に大別される。前者はどの学校においても何らかの形で実施されているが、後者は実施されない年度がある。 (2)校内研修(研究)実施の状況や研修環境は多様である。毎年のように研究指定を受けて実施している例もあれば、指定を受けていないが自主的に研究実践を進めている例もある。研究組織、研修(研究)の進め方、研究計画や報告書の内容、形式等も学校によりかなり異なっている。教育委員会、地域、或いは大学との関係も、その有無、程度など様々である。 (3)校内研修(研究)実施に関する問題点としては、研修時間確保が困難なこと,研究経費や参考文献等の資料の不足、異動等により教職員間の研究的雰囲気や指導助言関係が継続しにくいこと,研究が経験的に進められていること,研究成果の評価が難しいこと,等々である。 3.次年度に補充の調査を行いつつ、校内研修(研究)実施の諸要因の分析を進める。
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